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セキスイハイム環境文庫 第4巻
第2章 暮らしを守る大切な空気
 
空気に国境はない。 酸素をつくりだす植物のはたらきによって地球上の空気は、常に酸素や二酸化炭素、窒素などのバランスが安定しています。では、これらの気体の割合はそれぞれどれくらいだと思いますか。「酸素と二酸化炭素は同じくらいでしょ」、「ニュースで問題になっているくらいだから、二酸化炭素の方が多いんじゃないの」。いいえ、実は空気の約78%が窒素で、酸素は約21%しかありません。しかも二酸化炭素は、なんと約0.03%! この二酸化炭素の割合を人数にたとえると、1万人いるうちのわずか3人だけです。でもたった1人増えるだけでも、地球環境のバランスで考えると、自然が壊れ、人が生きていけなくなるほどのとても大きな変化となるのです。
 こういった気体は空気中を自由に飛び回り、地球のまわりを循環しています。つまり、空気はだれのものでもなく国境も関係ありません。風が流れるままに移動しています。ですから、日本が出した工場の煙や自動車の排気ガスによってよごれた空気は、日本だけの問題ではありません。もし、地球を“ひとつの家”とたとえた場合、よごれた空気や煙が上の階へいったからといって、自分に関係のないことではすまされないはずです。
気体を人数にたとえると空気に国境はない。
豆知識二酸化炭素は炭酸飲料の原料になる。
二酸化炭素は、無色でにおいがなく、水にとけやすいなどの性質があり、水にとけると炭酸水になります。炭酸飲料の中に見える泡が、二酸化炭素です。また、二酸化炭素を固体にしたものがドライアイスで、通常固体から一気に気体へと変化するので、ドライアイスが水のような液体になることはありません。
豆知識人間は1日にどれくらいの酸素が必要なの?
おとなが、1分間に消費する酸素の量は、約250ミリリットルです。ですから1日で消費する酸素の量は、250ミリリットル×60分×24時間で約360リットル。家庭用のお風呂の湯船を300リットルとするならば、1日に湯船1杯以上の酸素を消費していることになります。
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