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水に何かがとけていると、その液体は、酸性、アルカリ性、中性といった3つの性質に分けられます。そしてその強さの度合いは、「ph(ペーハー)」という単位で表すことができ、中性はph=7で、それより数が小さいと酸性、大きいとアルカリ性ということになります。身近な例で考えると、果汁100%のオレンジジュースはph=3.5くらいの酸性の液体で、牛乳はph=8.3くらいのアルカリ性の液体です。では雨はどうでしょう。通常、水は中性ですが、大気中の二酸化炭素を吸収するため、雨はph=5.6くらいの弱酸性になります。 これくらいの酸性度ならとくに問題はありません。しかしph=5.6を超える雨になると、「酸性雨」と呼ばれて、自然や人に被害を与えます。
では、なぜ雨がそんなに酸性になってしまうのでしょうか。この原因となっているのが、大気汚染、つまり工場や発電所から出る煙や自動車の排気ガスにふくまれる硫黄酸化物や窒素酸化物なのです。これらの酸化物が、大気中で、太陽の光により硫酸や硝酸といった強い酸に変化して、これが雨や雪にとけこみ酸性雨や酸性雪をつくりだします。では、酸性雨が降ると、その地域ではどんな問題が起きるのかを具体的にみてみましょう。 |
ph(ペーハー)
酸性度、またはアルカリ性度をはかる”ものさし”がphです。phは酸性からアルカリ性の間を14段階に分け、7を中性としています。ph=1に近いほど酸性度が強く、ph=14に近いほどアルカリ性度が強くなります。また、数値が1違うと、濃度は10倍の差があり、2違うと100倍の差になります。 |
火山が噴火すると酸性雨が降る。
日本の場合、工場の煙や排気ガスのほかに、火山ガスにふくまれている硫黄酸化物が原因で強い酸性雨が観測されることがあります。2000年の夏、三宅島が噴火したあと、静岡県ではph=3〜4の強い酸性雨が降りました。 |
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