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みんなで考える、みんなの地球
セキスイハイム環境文庫 第1巻
第1章 人の歩みと環境問題
 
 環境問題を解決するため、これまでにたくさんの学者が集まり、いっしょけんめいに話し合い
をしてきました。その結果、いろいろなことがわかり、環境問題を解決するための考え方がたくさん発表されています。
 1980年ごろ、アメリカで環境をねっしんに研究している学者によって、“サステナブル・ディベロップメント”というたいへん重要な考えがとなえられました。日本語では、“持続可能な発展”といわれています。これは、どのような考え方なのでしょうか。
 もしも「エネルギーを使用する量を減らすため、あしたから電気を使うことをやめる」という約束が決められたとします。電気が使えないということは、テレビや洗たく機はもちろん、電灯もつかないということです。夜になれば、電気がなかった江戸時代のように、油をもやして明くしなければいけません。あなたはそんな生活を、想像できますか? あしたからず〜っとできますか? きっと、「したくないよ」という人がほとんどではないでしょうか。
 電気や自動車などがある今の豊かな生活はそのままで、きれいな自然を残し、ずっと先の人たちも便利な暮らしができるように、地球環イメージ境と経済活動のバランスをとりながら発展をめざしていく。これがサステナブル・ディベロップメントの考え方です。この考え方を実現するためには、次のようなことが大切だといわれています。
 
●エネルギーを使う量を減らして限りある資源を大切に使っていく。
●石油や石炭などのなくなる可能性の高い燃料はなるべく使わない。
●リサイクルや省エネルギーをせっきょく的にすすめる。
●よごれた水はなるべくきれいな状態で自然にもどす。
●ムダをなくしてなるべくゴミの出ない生活を心がける。
豆知識サステナブル・ディベロップメント
日本語では「持続可能な発展」などと訳されます。現在の豊かな生活を保ちながら、未来に向けて発展していくことです。たとえば、毎日の暮らしで使うエネルギーを減らし限りがある石炭や石油、天然ガスなどの化石燃料を長持ちさせるなど、次の世代のことを考えながら貴重な地球の資源を利用していくという方法があります。
豆知識ブラジルで開かれた地球環境を考える会議。
1992年、ブラジルのリオデジャネイロという都市で、それぞれの国の代表が集まって地球環境のことを話し合う会議「国連環境開発会議」が開かれました。持続可能な発展をめざして、さまざまな宣言や条約が取り決められました。参加した国はおよそ180カ国にのぼり、国際連合最大の会議になったことから、“地球サミット”とも呼ばれています。
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